英語学習

高校英語28点からの再挑戦! 大人のやり直し英語で最初にやってよかった3つのこと

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英語が苦手だった私でも、
「何から始めるか」を変えたことで、
やっと前に進めるようになりました。

というのも、
英語に苦手意識がある人ほど、
最初にやることを間違えるとそれはもう、
続けるのが苦痛で挫折まっしぐらです。

いきなり大人向けの英会話アプリに挑戦しても、
「わからない」だから「続かない」で終わってしまう。

「自分のレベルに合ったスタート地点」を
見極めることが何より大事だと、
私は身をもって感じました。

私は高校時代に英語のテストで28点を記録しました。
まごうことなき赤点です。

忘れもしない、高校2年の秋、前記の期末テスト。
前半は単語の意味を答えるだけの4択。
進むにつれて、一文一文が長くなってくる。
構文の穴埋めで、単語をひとつ書くだけなのに、まったく手が進まない。
整序英作文で単語を並び替えるだけなのに、まず、先頭の一語がわからん。
どれだ、どれが主語なんだ……。

もう、心臓バクバクで、
「あなたに英語は向いてません」
と宣告されたような気分でした。

そんな私が英語に向き合い直すことになったのは、
子どもの不登校がきっかけで、
仕事を減らして家にいる時間が増えたからでした。

「どうせなら、この時間を使って、自分のこともやり直したい」

そんな思いで始めた英語学習。
最初は不安しかなかったけれど、
やるべきことを見直したことで、
少しずつ「できるかも」という
実感が持てるようになりました。

今回は、そんな私が
「これはやって正解だった!」
と感じた、
大人のやり直し英語で最初にやるべき3つのことをご紹介します。

1.中学文法からやり直した

英語学習を再開するとき、
私はまず「単語からやるべきかな?」と思いました。
単語がわかれば
英文も読めるだろうと思っていたんです。

でも、単語集を見てその考えが間違っていると気づきます。
単語といっしょに書いてある、
例文の意味がわからないんです!!

その原因は、
そもそも「文の仕組み」がわかっていなかったせいと気づいたんです。

たとえば、簡単な英文を見ても、

She has been to London.

こんな文章が出てきただけで、
「なんで 'has been' なの?」
「to って何? beだから『いる』んじゃないの?『行った』の?」
と頭が混乱。
「意味が取れない」
「読んでもモヤモヤする」が続くと、
「やっぱり英語は苦手だ」と自己嫌悪になるんですよね。

そこで私は、思い切って「文法からやり直そう」と決めました。
使ったのは、中学生向けのやさしい文法書

ここで重要なのは、音声付き教材であること!
音声があれば、耳が暇な時間を120%使えるので
勉強時間をかさ増しできます。
(詳しくは後述)

私が使ったのは
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』ですが、
『中学英文法 パターンドリル 中学全範囲』もオススメです。

取り組み方はシンプルで、

  • ペンもノートも使わず、口頭で答えていく
  • 答えられない問題にチェックを入れる
  • チェックの入った問題を中心に音読する

これだけ!

正直、最初は
「いまさら中学英語?」
という気恥ずかしさもありました。
でもやってみると、
「なるほど!そういうことだったのか!」という
気づきがたくさんあって、
勉強が楽しくなってきたんです。

文法を少し理解できるようになったことで、英文が
ただの「アルファベットの羅列」から、
「意味のある言葉」に変わっていきました。
その実感が、次に進む原動力になりました。

2.耳が空いている時間を徹底的に使う

英語にせよ、何にせよ、
大人の勉強につきまとう課題……。
それは、「時間が足りない」という現実です。

子育てと家事の合間に机に向かう時間は限られていて、
まとまった勉強時間なんてほとんど取れない。
でも、だからといって勉強をあきらめたくはない。
どうすれば少しでも英語に触れられる時間を
増やせるか、考えました。

そこで取り入れたのが、
「音で覚える学習」=耳と口を使う勉強法でした。

私は毎日、

  • 食器を洗いながら
  • 掃除機をかけながら
  • 洗濯物をたたみながら

といった、
手や目がふさがっている時間に耳で英文を聞いて、
口でマネする「シャドーイング」をしています。
やり直し英語を始めてから、
今でもずーっと、続けている勉強法です。

そして、シャドーイング用の教材は新しく用意しません。
中学英文法のテキスト音声を、繰り返し使っただけです。

「1回読んだから終わり」ではなく、
同じ例文を何度も聞き、口に出してマネする。
頭で理解するだけでなく、
体にしみ込ませる感覚で取り組みました。
勉強というよりは、
スポーツや楽器の練習に近いです。

当然、最初は聞き取れないし、
発音もうまくできません。
でも、
「全部聞き取れなくてOK」
「モゴモゴしても声に出せばOK」
と自分に言い聞かせながら、
とにかく完璧を求めず続けることを意識しました。

結果的に、家事の時間が
「ただの作業」から「勉強時間」に変わり、
1日2時間は英語に触れられるようになりました。

「忙しいからこそ、耳と口を最大限に使う!!」
これが、私にとって
英語学習を習慣にするための大きな一歩になりました。

3.完璧主義は捨てる。でも、とことん深める

3d person - puppet, going on recycling arrows. Objects over white

最近は英語学習といえば、
教材やアプリがとんでもなく充実していて
目移りしがちです。

でも私は、
「いまやっている文法書をまず“使い切る”」
ことを最優先にしました。
新しいことを増やすより、
手持ちの教材を繰り返し使って深めたほうが、
学習の手応えが早く得られるからです。

しかも、
すでに知っている内容を音で復習することで、
「よし、これは覚えてる!」
という安心感があり、
続けやすさにもつながりました。

よく、
「英語はリスニング、リーディング、
ライティング、スピーキングの4技能が大事!」
と言われますが、
やり直し英語の段階では4技能のバランスなんて
考えなくて良いです。
時間がいくらあっても足りないからです。

私が使っていた中学英文法の本も、
最初の頃は1ページに時間をかけすぎて、
なかなか先に進めませんでした。
「この文法を100%理解しないと次に行けない」
と思っていたからです。

そこで発想を変えました。
「60%くらい理解できたら次に進んでOK」
と、自分にルールを作ったのです。

先に進んでからも、
何度も同じ教材を周回するので、
足りない部分はいずれ埋まります。
むしろ、忘れた頃にもう一度出会うことで、
「あ、これは前にやったやつだ!」
と記憶が定着しやすくなりました。

さらに、「完璧じゃなくてもいい」と思えると、
学習スピードが上がります。
1冊を何度も回すうちに、
理解があいまいだった部分も自然とクリアになり、
気づいたら最初よりずっと力がついていることに驚きました。

完璧を求めて立ち止まるより、
不完全なままでも前に進むほうが、
結果的に早く上達します。

やり直し英語の最初期こそ、
「たくさんの教材」より「ひとつの教材をやり切る」ことが、
継続と成長の一番の近道だと実感しています。

まとめ

英語が苦手だった私でも、

  • 中学文法からやり直す
  • 耳と口を使って、家事の時間も学習に変える
  • 完璧を求めず、一冊を繰り返す

この3つを続けることで、少しずつ「できるかも」という手ごたえを感じられるようになりました。

最初から全部を覚えなくても大丈夫です。
4周、5周と進めるうちに
できることは増えていきます。

たとえ5分の勉強でも、
昨日より一歩進めたら、それは立派な成長!
大事なのは「自分に合った入口」を見つけ、
小さくても一歩を積み重ねることです。

ぜひ、今のあなたのレベルに合った方法から始めてみてください!

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