あえて、準備ゼロで書いてみる
英検1級を受けるぞ!
そう思っているものの、
まだ具体的な勉強はなにひとつ始めていません……。
「じゃあ、いったい何を書くんだ???」
そう思われるかもしれませんが、
あえて今の段階で残しておきたいことがあります。
それは、「準備ゼロだからこそ見える壁」。
語学で仕事をしている端くれとして、
英検1級を避けては通れないと思っています。
準1級止まりの人より、
1級までたどり着いた人に
仕事を頼みたいって思いませんか?
さらに仕事の中でも
「ここでつまずく」
「聞き取れない」
「最後まで読んでも理解できない」
という瞬間が増えてきて……ーー;
英語を処理するスピードを鍛えたい!
そんな思いが強まっています。
「英語“を”学ぶ」から「英語“で”学ぶ」へ。
その一歩を踏み出すために、
今の私が感じる“未知の壁”を素直に書き出してみました。
1:語いの多さ

英検1級に必要な語い数は、
1万語以上とも言われています。
一方、私の現状は準1級レベル=6000語ほど。
しかも、「知っているはず」の単語を
実際の文で間違えることもしばしばです。
よくやらかすのは、 conscious と conscientious。
単語帳では見分けられても、
実際の英文では
「あれ…どっち?」と迷ってしまう。
「知っている単語」と「使える単語」の差を痛感します。
頭の引き出しには入っているはずなのに、
引き出しの中身がごっちゃごちゃで、
中で引っかかって開かなくなっている感じ!
「単語帳で覚えたのに、
 会話や長文では反応できない……」
そんな経験はありませんか?
この差をどう埋めるのか。
まだ方法は見えていませんが、
語いの壁は、最初に立ちはだかる巨大な山です。
2:長文読解

長文はテーマの幅広さがとにかく課題。
理系なので環境や科学ならまだ読める。
それが、社会問題や文化比較になると
背景知識が足りずに苦戦。
さらに複雑な文は 返り読みのクセ が発動。
「最後まで読んだのに頭に残らない」状態に…。
勉強中に”宗教”がテーマの英文を読んでいましたが、
構文はとれても、話がわからん!!
内容を理解しようとがんばり続け、
気づけば1段落読むのに10分経過……。
地図も目印もないまま、迷路に入ったよう。
英語を英語のまま理解する。
この感覚をつかめるようにならないと、
1級の長文を時間内に読み切って
正確に回答するのは難しそうです。
3:リスニングスピード

英語を聞いていても、
「耳がついていかない」ところがでてきます。
英文は聞こえる。わかる。
でも、聞こえた文章を日本語に直している間に、
音声は次の文に進んでしまう。
快速電車に乗っているときに、
通過駅の駅名表示を読むような感覚です。
目(耳)で追っていても、
高速で流れて行ってしまう。待ってー!!
必要なのは、
日本語に変換せず、
英語のまま理解する力。
頭ではわかっていても、
体がまだそのリズムをつかめていません。
毎日の積み重ねでしか「リズムの壁」は
超えられないのだろうな、と感じています。
4:ライティング・スピーキング

最後はアウトプットの壁です。
語いの壁でも触れたとおり、
単語を知っていても、
実際に使えるものはほんのわずか。
ライティングでも
「えっと……なんだっけ……」
と考え込んでしまうのに、
瞬間的に応答しないといけない
スピーキングはもうすでに終わった感が
漂っています。私の中で。
特に怖いのは「沈黙」。
準1級を受験したときも、
スピーキングで一度落ちて、
二度目でやっと合格したのです。
「Let me see…」
「So…」
でつなぎにつなぎまくって、
どうにか沈黙を避けて合格した有様。
英検のスピーキングは一次試験が終わってから
準備するのでは遅いと痛感しています。
1級なんて、いつから準備すればいいやら……。
これからですが、
スピーキングはかなり鍛えないと
厳しそうです。
まとめ:壁は高いけれど

こうして並べてみると、
英検1級はまさに“未知の山”です。
準備ゼロの今だからこそ、
余計に大きく見えるのかもしれません^^;
でも、不安を正直な言葉にしたことで
「漠然とした怖さ」から
「これから越える課題」が具体的に見えてきました。
壁=課題と捉えれば、
同時に伸びしろでもあります。
あとはきちんと準備して、
一歩ずつ登っていくだけ!
あなたは今、どんな壁を感じていますか?
学習の道にある
「伸び悩みの壁」
「不安の壁」
これらは誰にでも必ず訪れます。
それも、高い山に挑戦しているからこそ。
私の挑戦は始まったばかりですが、
これからの過程もまた記事に残していきたいと思います。
同じように英検や英語学習に挑戦している方、
ぜひ一緒に少しずつでも前に進んでいきましょう。
今後の挑戦も発信していきます!